コンタクトの選び方

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コンタクトレンズの種類

コンタクトレンズの種類には、大きく分けて「ハードコンタクトレンズ」「ソフトコンタクトレンズ」の2種類があります。また、「ソフトレンズ」の中でも短期間で新しいレンズに交換する「使い捨てコンタクトレンズ」や矯正用やファッションで使うカラーコンタクトレンズなどがあります。
どのタイプも眼科医の診断と処方を受け、正しく目に合ったレンズを使用することで本来の性能を発揮することができます。

ハードコンタクトレンズ

そのものズバリ硬いプラスチックでできたコンタクトレンズです。
現在では酸素透過性ハードコンタクトレンズが主流です。
大きさは約9mm。角膜(黒目)よりも少し小さくて、まばたきのたびに角膜の上を上下に動きます。初めてはめた時にはゴロゴロ感がありあますが、だいたい1週間で慣れて、後は快適に装用を続けることができます。

ハードコンタクトレンズの特徴

  • 酸素透過性が高く、長時期の装用が可能です。
  • 視界がクリアでシャープです。
  • 乱視矯正にも優れています。
  • 長い目で見ると、経済的です。

耳よりな情報

  • 酸素透過性はソフトコンタクトレンズの3〜5倍
  • 若年者では、ハードコンタクトレンズはソフトコンタクトレンズやメガネに比べても近視が進みにくいという研究結果があります。

連続装用とは?

朝レンズをつけて、夜はずす使い方を「終日装用」といいます。 これに対して、夜眠るときにもコンタクトレンズをはめたままで、1週間など一定期間、そのまま装用を続ける使用方法を「連続装用」といいます。面倒がないので、便利そうに思われますが、眠っている間の酸素不足など、リスクも高くなります
連続装用は職業上の理由などで、どうしても必要な人が、眼科の先生の許可をもらって行うものと考えてください。

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ソフトコンタクトレンズ

異物感が少なく、激しいスポーツでも安心。水を含むプラスチックでできた柔らかいコンタクトレンズです。含まれる水の割合(含水率といいます)は素材によって異なります。
大きさは約13〜14.5mm。角膜(黒目)よりも大きく結膜(白目)の部分まで覆います。一番の特徴は柔らかいために装用感の良いことです。 レンズは角膜をすっぽり覆うほどの大きさ。ゴミやホコリが入りにくく、初めてでも異物感をほとんど感じません

ソフトコンタクトレンズの特徴

  • レンズが柔らかく、装用感が良い
  • 激しいスポーツでも安心です。
  • ワンデータイプ以外は、毎日の消毒が必要です。

耳よりな情報

  • 最近では乱視用や遠近両用の使い捨てソフトコンタクトレンズもあります。
  • シリコーンを含んで更に酸素透過性を高めたシリコーンハイドロゲルを素材としたソフトコンタクトレンズも開発されています。

使い捨てコンタクトレンズとは?

一般的に定期的に新しいレンズに交換するソフトコンタクトレンズのことを言います。もう少し詳しく分類すると、

  • 1〜3ケ月のサイクルで交換する「定期交換型」
  • 2週間サイクルの「頻回交換型」
  • 毎日捨てる「ワンデータイプ」 などがあります。
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その他のコンタクトレンズ

遠近両用コンタクトレンズ
戦後生まれのベビーブーマーを中心にして、日本の人口の約50%が45歳以上といわれています。これにともない登場したのが遠近両用のコンタクトレンズです。数年前から徐々に使用者も増加しています。
乱視用コンタクトレンズ
乱視が強い人は普通のコンタクトレンズをはめても、よく見えなかったり快適でない場合もあります。 でも安心してください。乱視用のコンタクトレンズがあります。
円錐角膜用コンタクトレンズ
角膜が円錐状に突出してくる病気が「円錐角膜」で、メガネではよい視力を得ることができません。円錐角膜用にデザインされたハードコンタクトレンズがあり、円錐角膜でも快適な装用感と視力が得られます。またソフトとハードを組み合わせて処方する方法もあります。(ピギーバック法)
カラーコンタクトレンズ
最近、若い女性に人気の瞳の色を変えるソフトコンタクトレンズです。お化粧感覚で気安く使っている人が多いのですが、トラブルも急増中!このレンズも高度管理医療器械ですので取り扱いは慎重に!
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